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石原 量*; 浅井 志保; 桜井 聡; 篠原 伸夫; 梅野 太輔*; 斎藤 恭一*; 須郷 高信*
no journal, ,
海水や土壌中に含まれる微量元素の分析では、測定の妨害となる元素を除去し、対象元素を濃縮する前処理が必要である。本研究では、放射線グラフト重合法を利用して、抽出試薬担持多孔性シートを作製し、処理速度の迅速化をめざし、シート作製過程における抽出試薬担持用溶液の濃度の効果及び金属イオン捕集時の高速吸着性について検討した。抽出試薬には希土類と特異的に錯体を形成する代表的な酸性抽出試薬HDEHPを、金属イオンにはイットリウムを選択した。本シートを用いると、抽出試薬の担持用溶液の濃度を50%に調製することによって、高透水性と高吸着容量を達成できることが示された。また、本材料を海水中の希土類元素分析へ適用し、迅速かつ正確に希土類元素を測定できることを実証した。